ニュースリリース
【法案提出】「性多様性理解増進法案」を提出
国民民主党は26日、議員立法「性的指向及びジェンダーアイデンティティの多様性に関する国民の理解の増進に関する法律案」(性多様性理解増進法案)を日本維新の会と共同で衆議院に提出した。
性的指向・ジェンダーアイデンティティの多様性について、未だに国民の理解が十分に進んでいない現状に鑑み、本法案は全ての国民が性の多様な在り方を自然に受け入れられる共生社会の実現をめざし、性的指向・ジェンダーアイデンティティの多様性に関する国民の理解の増進を図る。
そのため、与党が18日に提出した『性的指向及び性同一性の多様性に関する国民の理解の増進に関する法律案』を基に以下の通り修正を施した議員立法を作成した。
① 「性同一性」の部分を日本語に訳す前の「ジェンダーアイデンティティ」に変更。
②性的指向・ジェンダーアイデンティティの多様性に関する国民の理解が必ずしも十分でない現状について明記。
③学校の設置者が行う「教育又は啓発」に「保護者の理解と協力を得て行う心身の発達に応じた」との文言を追加。
④国・地方公共団体の施策の例示から、「民間団体等の自発的な活動の促進」を削除。
⑤措置の実施に当たり「全ての国民が安心して生活することができることとなるよう留意」する旨を明記。
法案提出後、大塚耕平政調会長(参議院議員/愛知県)は記者団の取材に応じ「我々は『対立より解決』をモットーとしている中道政党である。現在、多くの国民の関心を集めている『性の多様性』に関し、日本維新の会と協力したことによって、より良い法案ができたと思っている」と述べた。
法案提出には国民民主党から大塚政調会長のほか、浅野哲青年局長(衆議院議員/茨城5区)、長友慎治政調副会長(衆議院議員/宮崎2区)が参加した。