ニュースリリース
【衆予算委】長友しんじ議員が就職氷河期課題対策などについて質疑
長友慎治・就職氷河期課題調査会長(衆議院議員/宮崎2区)は11日、衆議院予算委員会で就職氷河期課題などについて質疑を行った。
長友議員は就職氷河期世代は不本意な仕事に就いている、貯蓄や年金の積み上げができていないなどの要因により老後に不安を抱えている人が多い点を指摘。具体的な対策として、雇用期間の60歳から65歳までの延長により厚生年金の加入期間が5年延びたことを踏まえ、「1階部分の基礎年金も雇用が延長した分もらえる額が増えれば、老後を安心して生活することができる」として、基礎年金も加入期間を65歳まで延長することを提案した。これに対し上野厚労大臣は「引き続き(年金の)財政検証の結果も踏まえながら議論を深める」と応じた。
また、長友議員は給食の無償化について、自民党・公明党・日本維新の会による実務者協議の中で国による全額負担を断念したという報道があることに言及した。「自治体が一部負担することになれば、(給食無償化を)まだ実施していないところでは所要の額を捻出できない自治体が出ることが想定され、混乱している」として完全無償化の方向性について質した。これに対して高市総理は「三党の実務者による協議が継続しており、議論を踏まえて制度設計を進める。地方の負担が大きくならないように措置を考えている」と応じた。