ニュースリリース
【法案提出】議員立法「自動車盗難対策法案」並びに「組織犯罪厳罰化法案」を提出
国民民主党は12日、議員立法「自動車盗難対策等の推進に関する法律案」(自動車盗難対策法案)、「組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律及び刑事訴訟法の一部を改正する法律案」(組織犯罪厳罰化法案)を日本維新の会と共同で参議院に提出した。
組織的な窃盗は役割分担をした上で犯行に及ぶことが多く、盗難品の運搬や隠匿、売却等が速やかになされることから、被害回復が困難な状況に直面している。
特に自動車は高額なことから、窃盗事犯の抑止や盗難車及びその部品の流通把握、被害品の取戻し支援を明文化し、自動車等を中心とした盗難についての対策の実施と早期の被害回復を図る自動車盗難対策法案を新規に立法した。具体的には、国や地方公共団体に対し、自動車窃盗等の取り締まりの強化・迅速化に加えて、違法ヤードの運営抑止、盗難自動車並びにその部品の流通・輸出の防止等を責務として定めるものである。
組織犯罪厳罰化法案は、組織的犯罪処罰法と刑事訴訟法を改正し、組織的な犯罪の厳罰化や、証拠収集等への協力及び訴追に関する合意制度(日本版司法取引)の対象拡大を行うものである。
法案提出後、浜口誠政調会長代理(参議院議員/全国比例)は記者団の取材に応じ「自動車盗難は検挙率が低く、かつ違法な手段や経路ですぐに国内外へ流通してしまうため、取り戻すことも難しい。これらへの予防策や厳罰化等を明記した本法案でこうした現状を改善していきたい」と述べた。
法案提出には国民民主党から浜口誠政調会長代理のほか、礒﨑哲史参議院国会対策委員長(参議院議員/全国比例)、田村まみ国民運動局長(参議院議員/全国比例)、川合孝典参議院幹事長(参議院議員/全国比例)、竹詰仁国会対策副委員長(参議院議員/全国比例)が参加した。