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【東京】「いついかなる時も三権分立を保つことが我々の緊急事態条項の考え」玉木代表が総支部長らと街頭演説
国民民主党の玉木雄一郎代表(衆議院議員/香川2区)は3日、東京都内で総支部長らと街頭演説を行った。
まず、鳩山紀一郎東京第2区総支部長は「憲法は国民ではなく国家権力を縛っていくものであり、時代に合わなくなったときに憲法改正するのは普通の感覚である。国民民主党は真に国家、国民にとって意味のある政策を求めていく」と憲法論議の必要性を説いた。
次に、円よりこ東京第17区総支部長は「世の中には男女差別や非正規雇用など理不尽な問題が溢れている。我々国民民主党はそういったことに耳を傾けて玉木代表を先頭に解決していく」と党を紹介し、「我が党は被選挙権の引き下げも主張している。今聞いている若い人に政治に参加してほしい」と訴えた。
続いて奥村よしひろ東京第28区総支部長は「自分自身が民間企業に勤めていた際、AIを使って社会課題を解決した。その経験から、今の法整備の遅れを痛感している。特に憲法は新たな技術が出てくる中で77年も変わっていない。憲法記念日の本日、皆さんにも憲法について今一度考える日にしていただきたい」と呼びかけた。
最後にマイクを握った玉木代表は「今の憲法の最大の問題は有事の際の緊急事態条項が定まっていないことである。例えば東日本大震災の際、特別な法案を作って地方議員の任期を延長することができたが、国会議員の任期を延長するには憲法を改正しなければならない」と述べ、「コロナ禍でこの銀座で飲食店が閉まったのが記憶に新しいが、非常時に正常な判断ができないのは人間の性である。いついかなる時も国会機能を維持して時の内閣を縛り、三権分立を保つことが我々の緊急事態条項の考えだ」と訴えた。
さらに「与野党が非難し合ったり、各政党が支持者を喜ばせるポジショントークだけでは国は一歩も前に進まない。こうした長年の政治慣習から抜けださなければならない。これからも我が党は結党した際の政策本位の理念を大切にして、文句だけではなく対案を持ち続ける」と力を込めた。