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【申し入れ】「国民の命と生活を守る医薬品の安定供給確保とイノベーションに向けた緊急申し入れ」を加藤厚労大臣に手交
国民民主党の玉木雄一郎代表(衆議院議員/香川2区)、田村まみ国民運動局長(参議院議員/全国比例)は15日、厚生労働省を訪れ、「国民の命と生活を守る医薬品の安定供給確保とイノベーションに向けた緊急申し入れ」を加藤勝信厚生労働大臣に手渡し、意見交換を行った。
社会保険料の引き上げと物価高騰があわさり、国民生活は厳しい状況にある。また、保険財源確保策を目的とした度重なる薬価引き下げによって、製薬産業全体の体力は大きく低下している。国民民主党はこうした状況に鑑み、安定供給の実効性確保、イノベーションの促進、セルフメディケーションの推進など、国民の生活と命を守る提言をとりまとめた。
冒頭、田村議員は「医薬品は公定価格が決まっており、メーカー等が、原薬や原材料、燃料の高騰を価格転嫁することが出来ないことから不採算生産が広がっている。また、一部企業の品質不正に起因して安定供給に深刻な影響を及ぼしていることから、供給不安に起因した需給調整によって国民・医療現場に薬が届かない状況にある」と現状を厚生労働大臣に訴え、提言内容を説明した。
終了後、玉木代表は記者団の取材に応じ、「本当に裾野の広い賃上げを実現するのであれば、薬価のあり方も含めて見直さないといけない。コロナ禍を通じ、流通から卸を含めて、製薬業界の重要性が再認識された。持続的賃上げのためにも今こそ変えていかなければならない」と述べた。