国民民主党 つくろう、新しい答え。

ニュースリリース

国民民主党 代表定例会見(2023年6月13日)

【冒頭発言概要】

 国会も最終盤に近づいてまいりました。今週は非常に緊迫した1週間になるのかなと思います。今日総理が夕方会見をされますので、しっかり耳を傾けたいと思っております。場合によっては解散の時期に関する何らかの発言が出る可能性もありますので、その意味でもしっかりと注視していきたいと思っております。

 一方で、国会が閉まる最後の最後まで、我々は政策の提案実現に全力を傾けたいと思っています。今月からまた電気代が上がっておりますし、ガソリン価格も高止まりしているので、我が党としても物価高騰対策と夏の熱中症対策のため、緊急家計支援パッケージを取りまとめました。これを近々、政府に対して申し入れしたいと思っております。
 中身は、今やっている(電気料金・LPガス料金等の)激変緩和措置がだんだん縮小する方向で9月にもやめるということになっていますが、ガソリン代も電気代も高いという声が届いておりますので、熱中症対策という観点からも夏こそ引き下げなければいけないということで、今の激変緩和措置を半年間は最低でも延長するという中身になっております。ガソリンについても補助を半年間延ばすことが主な柱です。ただ一方で、我々が提案してきた再エネ賦課金の問題や揮発油税の暫定税率、そういったものも根本から見直す必要があるのではないかと思います。電気代に関して言うと、この間進めてきたシステム改革、自由化路線が果たして国民にとって、安価で良質で安定した電力を届けることに役立ったのかということまで遡って検証した上で、抜本改革についてもあわせて提言する内容となっています。こういったことを最後まで続けてまいりたいと思います。

 また、今週は憲法審査会が予定しております。木曜日に予定されている憲法審査会では、我が党も積極的に提案してきた緊急事態条項とりわけ議員任期の延長などについて、一定の取りまとめを行うことを申し入れております。そして、今国会で憲法改正の必要性についてある程度コンセンサスを取った上で、秋の臨時国会で具体的な条文をまとめ、来年の自民党総裁選挙の時期までには発議ができるような、少なくともそういったスケジュールで進めていきたいです。言いっ放しにならないように一国会一国会きちんとピンどめをしながら、やっていきたいと思います。ぜひ今週木曜日には、緊急事態条項とりわけ議員任期の延長については憲法の改正がやはり必要だというところで、しっかりまとめていきたいです。各党各会派の理解も得て、衆議院の憲法審査会としてまとめていきたいし、そのための指導的な役割を果たしていきたいと思っております。