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ニュースリリース

【静岡】「住人や事業者を支援できるように、皆様の声をしっかり届けていきたい」玉木代表が静岡県の台風15号の被害状況を視察

 玉木雄一郎代表(衆議院議員/香川2区)は29日、榛葉賀津也幹事長(参議院議員/静岡県)、田中けん国会対策副委員長(衆議院議員/静岡4区)とともに、台風15号の被害を受けた静岡県静岡市を訪れ、被害状況の視察を行うとともに、国民民主党静岡県総支部連合会主催の募金活動、意見交換会に参加した。

 視察団は清水区の鳥坂地区に入り、被災ごみが積み重ねられている場所を視察。被災後1週間近く経過したにもかかわらず市や県からの支援がなく、回収の目処が立っていない状況の中で、自治体の関係者が自主的にごみの整理や土砂の撤去を行っている。

 また、巴川に程近い飲食店では、床上浸水により座敷の畳が全て使えなくなった。厨房にある冷蔵庫などの器材にも大きな被害が出ており、復旧まで多大なる時間が必要になっている。氾濫した河川周辺に駐車されていた多くの車が廃車にせざるを得ない状態で、レッカーでの搬出が追いついていないと状態を目の当たりにした。駅前や各自治体には給水所やシャワールームが設けられ、断水している地域で活用されていた。

 静岡駅で行われた募金活動で玉木代表は、「ようやくコロナが落ち着いてきて飲食店が頑張ろうというときに、この台風被害。非常に無念だ。使える制度は全部使って、速やかに支援するべき。被害の大きい地域を何箇所か見て回ったが、道端に集めている被災ごみの回収の目処が経っていない。そこに不法投棄する人もいたり、匂いの問題も出てきている。これらの処分について、市や県が連携していかなければならない。住人や事業者を支援できるように、皆様の声をしっかりと届けていきたい。公的な支援が遅いため、我々国民民主党として募金活動を始めた。『対決より解決』の姿勢で迅速に対応していく」と述べた。

 募金活動後に記者団の取材に応じた榛葉幹事長は「地域住民の自助努力に頼ってしまっている。市と県の連携ができているのかと不満の声が上がり、市民の皆さんに動揺や不安が広がっている。県と市が連携をとって対策していただきたい。地元の田中けん議員は、連日災害対応にあたっている。引き続き、地元と国政とでの連携を図っていきたい」と述べ、玉木代表も「現地を見ると予想以上の被害だ。行政の対応が遅いのではないかと感じた。県や市に状況を伝えて、動いてもらうように訴えていきたい。コロナから立ち直ろうという時期にこの災害があったことは非常に残念。置き場も指定されていない被災ごみの問題も甚大で、衛生面でも問題がある。対応・処分は迅速にしないといけない」と行政からの素早い支援が必要だと訴えた。

 静岡市内で行われた住民からの意見交換会では、視察結果を参加者に報告した後、復旧に向けた様々な要望を受けるとともに、災害対応以外にも税制や農林水産業などについての質疑応答が行われた。