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ニュースリリース

【参予算委】田村まみ議員が「年収の壁」対策などについて質疑

 田村まみ国民運動局長(参議院議員/全国比例)は15日、参議院予算委員会で「年収の壁」対策などについて質疑を行った。

 田村議員はまず、政府が進める「年収の壁・支援強化パッケージ」について「当事者である短時間で働く人たちのためではなく、人手不足を訴える企業向けの支援策になっている。また支援策は一時しのぎであって、解決から遠ざかっている」と指摘。古い家族観にもとづいた制度が女性の働き方をゆがめていることが根本的な問題だとして、所得要件付きの配偶者手当を設け自ら「年収の壁」を作り出している企業には「支援パッケージ」の利用を認めないこと、年金制度や健康保険制度の見直し期限を示すことなどを求めたが、岸田総理は「まずは支援パッケージを着実に実施することが重要である。そのうえで制度の見直しに取り組む」との答弁にとどまった。
 また、田村議員は2023年の食料品等の値上げが2022年に比べ減少していることを示し、価格転嫁は消費者の理解も得られなければ進められないとしたうえで「業界構造もコスト構造も異なる多種多様な食品すべてに適用するコスト反映の仕組は非現実的なのではないか。市場原理を尊重しつつ、生産者にも消費者にも配慮できる選択肢として生産者への直接支払いを念頭に検討していかなければ、食糧安全保障は守られない」と訴えた。

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