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ニュースリリース

【参予算委】川合孝典議員が「年収の壁」対策などについて質疑

 川合孝典幹事長代行(参議院議員/全国比例)は5日、参議院予算委員会で「年収の壁」対策などについて質疑を行った。

 川合議員は「年収の壁」対策について、内閣府の調査によると労働時間増加を希望し、かつ実際に増やせる労働者が約265万であること、これに対し「年収の壁・支援強化パッケージ」により「年収の壁」を超えた労働者が約14万4千人であることを指摘。「企業経営者は中長期的な視点から人事戦略を立てるので、2年で終わる可能性のある支援制度に安易に乗れないのは当然だ。雇用政策・社会保障政策の転換に当たっては中長期的な息の長い取り組みが求められている」として「年収の壁・支援強化パッケージ」の2年間の暫定期間終了後のビジョンを示すよう求めた。岸田総理は「被用者保険のさらなる適用拡大など、制度そのものの見直しに取り組む。次期年金制度改正の議論を開始しており、抜本的な制度改革に踏み込めるように、制度を運用してく」と答えた。
 また薬価制度について、薬価の引き下げにより六千数百億円の社会保障費が削減される一方、2022年には医薬品の輸入超過が4.6兆円程度になっていることを示し、「ものづくり産業をいかに強化するか、それを通じて国際競争の中で日本の経済力をいかに強めていくかという観点が、この業界に関して決定的に欠落している」と訴えた。
 川合議員はその他、自民党派閥の「裏金」問題、価格転嫁の進捗状況、GX推進にあたっての課題についても質疑を行った。

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