ニュースリリース
国民民主党 代表定例会見(2023年7月4日)
【冒頭発言概要】
7月に入り、まもなく安倍元総理の一周忌です。7月8日は奈良県連の大会に、私と幹事長で伺うことにしており、その機会もあるので現地に赴いて哀悼の意を表したいと思います。
もう一つ、日経平均株価がバブル後最高値を記録しています。また、来年度の賃上げの話がちらほら出ており、大企業中心だと思いますが、4%ほど上げるという話が出ています。それから、2022年度の税収が71兆円を超え、決算剰余金も2.6兆円ということです。名目賃金上昇率4%、名目GDP成長率4%、日経平均4万円という「3つの4」、こうした具体的な数字を目指す経済政策を行えば、経済が元気になって税収も増えるので、増税は必要ないということを申し上げてきましたが、かなりそれに近い状況になっていると思います。決算剰余金の半分は予算に繰り入れて使えるので、1.3兆円は使えます。もともと0.7兆円を使うということで防衛財源を考えていましたが、プラス0.6兆円は確実に出てきます。外為特会についても今月に確定値が出ると思いますので、合わせるとゆうに1兆円は超えると思います。そうなると少なくとも、2024年あるいは2025年とも言われている1兆円の防衛増税は必要ありません。今は4%台の賃上げを確実にするための経済政策をするべきであって、安易な増税をする必要はないということが明らかになってきていると思います。ぜひ政権におかれては、安易な増税はせず、経済の回復とりわけ安定的な名目賃金の上昇が実現できるような経済政策をしっかりとっていただくように求めていきたいと思います。