第212回臨時国会における提案と実績
- ❶ 旧統一教会問題
- 国民民主党は2023年11月、被害者救済法案を与党と共同提出。
▶ 2023年12月13日、与野党の幅広い賛同を得て成立。日本司法支援センター(法テラス)による充実を図るほか、解散命令が請求された宗教法人に対し、財産処分時に所轄庁への事前通知が義務付けられた。
- ❷ 公立高校入試 生理の体調不良も追試験対象
- 生理の貧困をはじめとした生理政策を他党に先駆け訴える。
▶ 2023年12月19日、文部科学省は公立高校入試の追試験の対象に生理による体調不良も含まれると通知。全国の教育委員会などに対し新型コロナやインフルエンザなどと合わせて受験機会の確保のため柔軟な対応へ。
- ❸ 診療報酬改定
- 国民民主党は公約に「平時の病床数に加え、感染症緊急時に対応できる病床にゆとりが持てるように診療報酬、介護報酬を改める」を掲げる。
▶ 2023年12月、診療報酬について医療従事者の賃上げを行うため人件費などに充てられる「本体」の0.88%引上げを決定。賃上げは看護師のほか看護補助者など幅広い職種で行われる。
- ❹ 大学等の授業料減免支援拡大
- 国民民主党は公約に「大学や大学院等の高等教育の授業料を減免」を掲げる。
▶ 2023年12月、政府は「こども未来戦略」において大学等の授業料減免支援拡大を決定。多子世帯(扶養される子供が3人以上の世帯)の学生等について授業料を無償とする措置を講ずる。なお、扶養する子供が3人以上いる間、第1子から支援の対象。