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【衆予算委】玉木代表が「年収の壁」などについて質疑
玉木雄一郎代表（衆議院議員／香川2区）は10日、衆議院予算委員会で「年収の壁」などについて質疑を行った。
玉木代表は「年収の壁」の引上げについて「総理のリーダーシップをお願いしたい。一緒に関所を越えていきたい」と述べ、この問題に関する総理の決意を質した。これに対して高市総理は「手取りを増やす、働き控えはもったいないという問題意識は共有する」としたうえで「お互いに税調で議論をしている。いい方向に結果が出ることを期待している。その結果を踏まえて政府としても対応する」と答えた。
続いて玉木代表は所得税に関連して、高校生の扶養控除を縮小が検討されていると報道されていることや、防衛増税の一環として所得税が増税されることに触れ、この2点に関する高市総理の見解を尋ねた。高市総理は前者に関しては「縮減に関する指示を出したものではない」、「所得税のあり方について国民のみなさまの理解が得られるように丁寧に議論していく」、後者については「防衛力の強化は必須。主体的に強化していかないといけない」などと答えた。
これを受けて玉木代表は、高校の無償化をする一方で高校生の扶養控除を削減すると負担軽減にならなくなってしまうことを指摘。また、防衛力の強化やそのための安定財源確保については賛成するとしつつ、当初予定していた1兆円については法人税とたばこ税のみで確保できるとの見解を示し、所得税増税の中止を求めた。