古川元久政治改革・行政改革推進本部長（衆議院議員／愛知2区）は4日午後、衆議院議員会館内で開かれた第15回衆議院選挙制度協議会に出席した。

　本協議会は、衆議院の選挙制度の抜本的な見直しについて、院の正式な機関を設ける前段階として各党の実務者による協議会の場を設けるとした与野党国対委員長の合意に基づくもの。本年2月10日に初会合が開かれて以降、年内に報告書を取りまとめるべく、現行選挙制度の検証を行うために有識者や関係機関からヒアリングを重ねてきた。

　今回は報告書案が提示され、最終報告案確定に向けた協議が行われた。古川本部長は、どのような形で報告書をまとめれば広く国民やマスコミに伝え知ってもらうことができるかという観点から、記載すべき論点や書き振りについての提案を行った。

　会議後、古川本部長は「いよいよ報告書案がまとまりつつある段階となった。次国会、議長の下に新たに設けられる予定の機関で同じような議論が繰り返されず、具体的な議論に速やかに入っていけるように、これまで積み上げられてきた論点や課題をしっかりと整理した形の報告書となるよう引き続き協議を重ねていきたい」と述べた。

　次回第16回の会合は12月18日で、報告書案の最終とりまとめが行われる予定。