国民民主党は26日、令和2年度第3次補正予算の組替案を衆議院予算委員会に提出した。

本案は、新型コロナウイルス感染症対策に最大限予算を振り向けるとともに、緊急性を欠く歳出を削減等するもの。

具体的には、

①現役世代10万円一律給付、持続化給付金等の増額、学生支援給付金対象拡大等、家計・事業者・学生支援及び感染拡大防止に向けた協力をお願いするための措置

②雇用・所得安定のための雇用調整助成金の特例措置の延長等の措置

③医療機関の経営支援のための措置等、総額27.5兆円の追加歳出を計上する一方、国土強靱化のための公共事業やGoTo事業費など、緊急性を欠く歳出を9兆円削減、特例公債・財投債を18.5兆円追加するもの。

本案は与党などの反対により否決されたため、国民民主党は政府の令和2年度第3次補正予算には反対した。