国民民主党 つくろう、新しい答え。

ニュースリリース

【代表選2026】岩手県宮古市で震災遺構・閉伊川水門を視察

 8月26日、国民民主党代表選挙に立候補している橋本幹彦候補と玉木雄一郎候補は、岩手県宮古市を訪れ、東日本大震災の震災遺構「旧たろう観光ホテル」と、完成を間近に控えた「閉伊川水門」を視察した。今回の視察は、宮古市を地元とする佐々木まこと岩手2区総支部長(衆議院議員)が企画したもので、震災から15年を迎えた地域の復興状況や防災の取り組みを両候補に案内しながら行われた。

震災の記憶と教訓を伝える「旧たろう観光ホテル」
 はじめに両候補は、津波遺構として保存されている「旧たろう観光ホテル」を訪問した。
 現地では、たろう潮里ステーションガイドの佐々木氏から説明を受け、東日本大震災発生時、津波が迫る中でホテル6階から実際に撮影された映像を、撮影された部屋で視聴した。また、田老地区で受け継がれてきた、一人ひとりが率先して逃げる「津波てんでんこ」の教えや、災害時にすぐ避難できるよう車を出しやすい向きに停め、靴をすぐ履けるようにしておく「出船」の習慣など、日々の暮らしに根付いた防災の知恵について説明を受けた。
 玉木候補は、震災遺構の視察を通じ、「東日本大震災の教訓を未来に活かしていかなければならない」と語り、「記憶と記録を風化させることなく、次世代に引き継いでいく」との考えを示した。
 橋本候補は、佐々木氏の「知識でなく、意識になるように」との言葉を受けて、「防災は、知っているだけでは命を守れない。知識を意識に、意識を行動に変え、日々の習慣として根付かせることが重要だ」と語った。

完成を間近に控えた「閉伊川水門」を視察
 続いて両候補は、閉伊川河口部で整備が進む閉伊川水門を視察した。
 東日本大震災では、津波により閉伊川周辺を含む宮古市街地が甚大な被害を受けた。閉伊川水門は、津波から市街地を守るために岩手県が整備を進めている津波防災施設で、水門延長164.4メートル、4つのゲートを備える国内最大級の水門となる。
 現地では、沿岸広域振興局土木部宮古土木センターから、震災当時の被害状況や、これまでの工事の経過について説明を受けた。閉伊川河口部は水深が深く、地盤条件への対応などに多くの時間を要したことや、現在は水門本体のコンクリート部分がおおむね完成し、防潮堤との接続や周辺道路、残るゲートの設置などを進めていることが説明された。全体の完成は2027年3月を予定している。
 また、津波発生時に消防団員などが現地で操作することなく、専用の衛星回線を利用して水門などを迅速に閉鎖する遠隔自動閉鎖システムについても説明を受けた。
 玉木候補は、震災から15年を迎えた被災地の復興状況を踏まえ、「国民民主党を挙げて、ハード・ソフト両面での防災力の強化に取り組む」と語り、東日本大震災の教訓を今後の防災政策に生かしていく考えを示した。
 橋本候補は、「防災施設は、災害から命を守るだけではない。その土地で暮らし続けたいという人々の選択を支えるものでもある」と述べ、施設整備に加え、避難意識の維持や点検・補修、長寿命化を進める重要性を指摘した。
 また、佐々木総支部長は、今回の視察について、「過去の災害を学ぶことと、未来の災害に備えること。その二つを学ぶ視察」と位置づけ、現地で得た学びを今後の防災・減災、復興、地域を守る政策につなげていく考えを示した。
 東日本大震災から15年。両候補は今回の視察を通じ、震災の記憶と教訓を次世代に伝える「震災伝承」と、将来の命を守る防災・減災インフラの双方について、現地でその重要性を確認した。