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ニュースリリース

【茨城】「年収の壁は最低賃金上昇率を基準に『178万円』を目指すべきだ」榛葉幹事長が全国キャラバンで講演

 榛葉賀津也幹事長(参議院議員/静岡県)は29日、全国キャラバン2025の一環として茨城県水戸市を訪問し、水戸駅南口にて浅野哲茨城県連代表(衆議院議員/茨城5区)とともに、街頭演説会を開催した。演説後は会場を移し、党員・サポーター集会を実施した。

 集会の冒頭、浅野県連代表はガソリン暫定税率廃止の実現に触れつつ、「今回の実現は大きな成果だが、これで全てが終わったわけではない。年収の壁の引き上げも来週から本格的に交渉が始まる。大切なテーマだが、これだけをやるつもりではない」と述べた。また、「党員・サポーターの皆さまから、もっと多くの声をいただきたい。これまで聞いたことのない悩みを抱えている方もいると思う。この場で言いづらければ後でも構わない。政策でも、国民民主党のあり方でも率直な意見を聞かせてほしい」と呼びかけ、参加者との対話を重視する姿勢を示した。

 続いて榛葉幹事長は、ガソリン暫定税率廃止の成立を報告したうえで、次の重点課題として「年収の壁」の抜本的見直しを挙げた。「年収の壁を物価上昇率で動かすという政府方針では限界がある。私たちは最低賃金上昇率を基準に、『178万円』を目指すべきだ」と述べ、基礎控除と給与所得控除を組み合わせた制度改革を進める考えを示した。さらに政府が説明する「160万円まで壁を引き上げている」との点についても、「実際に恩恵があるのは年収200万円以下のごく一部で、大多数の勤労者には届いていない」と指摘し、制度の不公平さの改善を訴えた。

 また、会場では「介護職員の処遇改善」や「年少扶養控除の復活」など、党の政策に関する多様なテーマについて活発な意見交換が行われた。

 なお、党員・サポーター集会に先立つ街頭演説会では、榛葉幹事長、浅野県連代表らが登壇し、国民民主党の政策と政治姿勢を訴えた。