ニュースリリース
【法案提出】「選択的夫婦別姓法案」を衆議院に提出

国民民主党は28日、議員立法「民法の一部を改正する法律案」(選択的夫婦別姓法案)を衆議院に提出した。
本法案は現行の戸籍制度を維持した上で、婚姻前の姓を婚姻後もそのまま使い続けることができるようにし、夫婦が別姓を選ぶ場合には婚姻時に筆頭戸籍者を決め、子どもは筆頭戸籍者の姓に統一するもの。
婚姻時に姓を変える不便・不利益を解消するとともに、個人のアイデンティティの重要な要素である姓を保持する人格的利益を保護するため、家族関係を登録・公証する現行の戸籍制度を維持しつつ、選択的夫婦別姓を導入することとしている。
法案提出後、円より子男女共同参画推進本部長(衆議院議員/東京17区)は記者団の取材に応じ、「自分が選択的夫婦別姓法案を初めて参議院に提出した1997年には女性からも反対意見が多かったが、今では男性の方からも早く実現してもらいたいという意見が増えてきた。経団連まで通称使用ではどうにもならないと変わってきた。いろんな方からの意見を聞いてまとめた法案なので、賛成の人を増やして実現させたい。法案提出は第一歩である」と語った。
続けて、浜口誠政務調査会長(参議院議員/全国比例)は、「広い層の方に納得いただける法案になった。他党にも呼び掛けて、理解・賛同を得て前進させないといけない」と発言した。
法案提出には、円より子男女共同参画推進本部長、浜口誠政務調査会長のほか、鳩山紀一郎政務調査会副会長(衆議院議員/東京2区)が参加した。