ニュースリリース
国民民主党 代表定例会見(2024年4月8日)
【冒頭発言概要】
昨日、能登半島地震の後で初めて、志賀原発に視察に行ってきました。非常に心配されていたいくつかの点について確認ができました。結論から言うと、安全性に問題がないことを確認できました。特に敷地内の断層がこれまでもずっと議論になってきましたけれども、今回の地震でその敷地内断層が動いたかどうかが大きな争点の一つでした。昨年の3月に原子力規制庁でも、これは600万年前の断層であって、13万年前より最近の活断層ではないという結論が出ておりました。今回の地震でもこのS1断層という一番長い敷地内断層が動いていないことを、私自身も目視で確認もできましたし、そういった説明も受けました。その意味では、志賀原発施設内の断層については活断層ではないということが改めて証明された格好になったと思いました。こういったことを、正確に科学的根拠に基づいて情報発信していくことが必要だと改めて感じました。
もう一つはやはり、この原発で働いてる人もそうですが、電力のインフラの現場で働いてる方は電力の安定供給を実現するために誇りを持って懸命に働いている、そういった姿にも直接触れることができました。時にいろいろな批判や根拠のない様々な誹謗中傷にも遭っていると思いますけれども、やはり政治の立場でも客観的で科学的な根拠に基づいた情報発信をしっかりと行っていくことが必要だと、そして彼らの働きをしっかりサポートしていくことも必要だと改めて実感いたしました。
そしてもう一つは、明日になりますが、我が党がこれまで進めてきたダブルケアラー支援法の議員立法の提出を予定しております。晩婚化・晩産化が進んでくる中で、育児と介護を同時に行う方が、毎日新聞の調査だと約30万人すでにいると言われています。なかなか支援の手がこれまで及んでこなかったし、このダブルケアを担う多くの人が30代から40代の女性だと言われています。こういった世代あるいは方々を支援するような枠組みを作っていく観点から、ダブルケアラー支援法を明日国会に提出し、そして党派を超えた議論を国会の中でしっかりと巻き起こしていきたい。これはこれから日本を考える上で極めて重要な課題だと思っておりますし、国民民主党としても様々な全国の皆さんの意見を聞きながら取りまとめてきた法案でございます。ぜひ成立に向けて各党各会派の協力を得ていきたいと思っております。