国民民主党 つくろう、新しい答え。

ニュースリリース

国民民主党 幹事長定例会見(2024年3月8日)

【冒頭発言概要】

 今日は国際女性デーです。ただ、日本はジェンダー指数、きわめて低いと思います。衆議院で女性比率が日本は10%ということで、全世界186か国で165位。186か国中165位ですから、立法府における女性の割合がきわめて低いです。フルタイム(勤務)の賃金格差も男女比で21%です。OECD全体では12%ということですから、働く環境もまだまだ日本はジェンダー平等が進んでいないことを強く感じました。我々も改めて、女性の議員を増やすと同時に、女性の党職員含めて、しっかりとジェンダー問題にも西岡秀子・男女共同参画推進本部長代理を中心にがんばっていきたいと思います。

 今朝、わが党の舟山康江・参議院議員会長が参加した参議院の政治倫理審査会で、32名の自民党議員(離党者含む)の審査申し立ての決議が行われました。したがって、来週にも政倫審が開かれるとのことですが、自分から出ると言わないと政倫審では議論できません。申し立てが議決された32名の議員はぜひしっかりと政倫審に出席され、ご説明されることを強く要望いたします。出るか出ないかはご本人の判断になりますが、疑いがないと自信のある方はしっかり政治倫理審査会に出席してご説明してほしいです。衆議院の議論では何一つ明らかになりませんでした。史上初、総理が政倫審にご出席されたにもかかわらず、何ら新しいものは出てこず、真相究明に至っていない。それどころか、政倫審で安倍派のいわゆる重鎮が説明する前に予算を強行採決するという、何の反省の色も見えない政倫審が衆議院で行われましたから、参議院においては全ての議員がしっかり説明されることを強く願っています。

 今も集中審議をしていて、福島みずほ議員が質問に立っていましたが、総理は笑みを浮かべて答弁されたり、余裕です。支持率がこれだけ下がっているにもかかわらず、根拠のない自信が見て取れました。自民党総裁選挙のある年は3月、6月、9月に政局が来ると言われています。3月は予算が通り、補選も4月にあります。被災地含めてこの国会は重要法案が目白押しですから、全ての法案を人質にして3月に解散することはアンライクリー(ありそうにない)と思いますが、6月は分からないです。9月まで行ったら自民党の党内政争で、総裁選挙がどうなるか分かりません。岸田総理はサプライズが好きです。サプライズでウクライナを訪問したり、サプライズで派閥を解消したり、サプライズで自ら政倫審に出ると言ったり。次はサプライズ解散かもしれない。いずれにせよ、自民党内でのさまざまな駆け引き、そして公明党は来年は大事な都議選も抱えていますから、総選挙のタイミングは絞られると思います。6月の解散はきわめて蓋然性が高くなってくるのではないかと思います。総理の自信と、野党第一党と第二党がほとんど選挙区調整できていない、100近くの選挙区でぶつかり合っている。両方とも自民党を過半数(割れ)に追い込むと言っていますが、第一党と第二党がこれだけぶつかっている中で、自民党は勝機と捉えるかもしれないです。少なくとも総理の雰囲気からは、数字とは相反した自信のようなものを感じます。われわれはしっかりと、候補者擁立含め、この補選に対しても対応を考えていきたいと思います。