国民民主党は17日、災害対策本部を開催し、能登半島地震の被害状況を視察した玉木雄一郎代表（衆議院議員／香川2区）が報告を行った。

　玉木代表は、水道を中心とするライフラインの復旧のめどが示されていない点を指摘し、「ライフラインが長期間復旧しないことが明らかにならないと、被災者はみなし仮設住宅などへ入居する資格が得られない。また、来週にも水道が復旧するかもしれないと思っていると、二次避難をする決断もできない。行政が早く復旧のめどを示すべきだ」と述べた。
　また、復旧作業に当たる作業員について仮説トイレなどの設備が行き届いていない現状に触れ、「現状だとボランティアを受け入れても限界がある。七尾が完全に復旧すれば、七尾市をベースキャンプとして奥能登に日帰りのような形でボランティアを派遣することができるようになる。その意味で、七尾以南の復旧も重要である」と述べた。