ニュースリリース
国民民主党 幹事長定例会見(2023年4月28日)
【冒頭発言概要】
統一地方選挙後半戦と衆参補選の投開票から一週間経ちました。改めて我々も選挙を振り返り、つい先ほど玉木代表とともに、連合の芳野代表、清水事務局長にお礼のご挨拶とご報告に行って参りました。前半戦では概ね2割増、後半戦では概ね5割増で、合わせると4割ほど議員が増え、まずまずの結果だったと思っています。最終盤の東北地方の選挙がこの夏から秋にかけてございます。また、党籍を持っていなくても仲間として活動してくれている全国の地方議員を、これを機に党籍を持ってもらうようにお願いすることで、所期の目標の300人超えをしっかり達成したいと思います。私の地元の静岡でも、新たに何人か県連に入ってくださるとご報告を受けています。選挙に勝つだけではなく、今いる仲間に党に入ってもらう形で党勢拡大し、足腰を鍛えていきたいと思います。
補欠選挙ですが、野党であと2つは勝てました。千葉でも大分でも勝てたと思います。岡野純子さんも頑張っていただいて、今躍進している維新よりも票を上積みし、三番手に食い込みました。非常に頑張ったと思います。特に10代(18,19歳)と20代で支持が高く、30代と無党派層では自民党の候補を上回る投票率を獲得しましたので、若い世代と無党派層には確実に国民民主党の岡野純子さんが浸透していました。これからも自信を持って、政策本位で頑張っていきたいと思います。大分では県連レベルで吉田忠智さんを目いっぱい支援しましたが、誤解を恐れずに言うと、小西洋之先生の「サル発言」が相当きいたと思います。千葉もあれがなかったら立憲の矢崎堅太郎さんが相当票を伸ばしていたと思います。千葉で街頭演説をしたり、大分の仲間に電話をしたりしても、今回は悪いが自民党に入れる、あるいは選挙に行かないと言われました。千葉では市川で何度も街頭演説をしましたが、私が立っているだけで複数の方々から、いつもは立憲だが今回は入れないと、自民には入れたくないので岡野純子さんに入れると言われました。市川の駅前にちょうど期日前投票所があり、そこから出てきた方々で、いつも野田佳彦さんの立憲を応援しているが、今回は国民民主党の岡野さんに入れたという方がけっこういたので、相当流れたのではないかと思います。あの発言がなければ大分も千葉もどうなったか分からないというのが、私が実際に二つの選挙に直面した感想です。私たちもそうした点には気を付けなければと思います。
続いてあと二つ、一つは明日から「こくみん政治塾」の募集を始め、6月6日から第一回の勉強会を始めたいと思います。来る衆議院選挙の候補者募集を兼ねて、街頭演説のやり方、政策の作り方、後援会の作り方等々、そういう具体的な政治塾を、明日から募集をかけて、6月6日から具体的な第1回の講義を始めたいと思います。初回は玉木雄一郎代表が講義をして、私もその後に演説の仕方やいろいろなことの講義をしたいと思います。多くの皆さんから是非やってほしいという声があります。東京は14人いた地方議員が今回一気に30人を超え、倍増以上となりました。確実に期待の声が寄せられていますので、政治塾をしっかりやっていきたいと思います。
最後に憲法について、今朝も維新と国民、有志の会の二党一会派で憲法の議論をさまざまに積み上げて、いい意味でコンセンサスができてきました。昼間に連合との政策懇談会(連合フォーラム)を行いましたが、そこでも合区を解消してほしいという強い要望がありました。これも憲法改正しなければできませんから、連合の要望でもあり、しっかり対応していきたいと思います。
維新の馬場代表と国民の玉木代表が合意をして、近々外に向けたシンポジウムを行い、国民の皆様を巻き込んで、憲法をともに考えていくということを外に向けて発信していくことで合意しました。今後有志の会にも働きかけて、二党一会派で今行っている憲法のテーブルに、今度は国民のみなさん、有権者のみなさん、選挙権のない未成年の方も含めて、広く憲法を考えるシンポジウムを展開していきたいと思っています。