【冒頭発言概要】

　統一地方選挙の後半戦も中盤から後半に入っております。また、我が党は千葉5区の衆議院補欠選挙に岡野純子候補を擁立して戦っていますので、こういった戦いを仲間とともに最後まで戦い抜いていきたいと思います。今日も東京都内を応援で回りますが、幹部中心に全国の候補者の応援に回っておりますので、全員当選に向けて頑張っていきたいと思います。

　選挙に関して、先般、岸田総理が和歌山県内で街頭演説中に爆発物を投げ込まれた事件がありました。言論ではなく暴力によって演説をさせないようにし、民主主義の最大の発露である選挙を妨害することは断じて許されません。民主主義を根幹から揺るがす深刻な事態であって、絶対に許すことはできません。安倍元総理の事件があった際に、山上容疑者について、統一教会との関係が後に明らかになりましたが、一切の同情はいらないと思います。人の命を奪うこと、そしてテロ行為に類する暴力行為は断じて許すわけにはいかないというメッセージを社会全体が一致して出さないと、小さな容認や許容をすることの隙間からテロが広がり民主主義が根底から覆るということが、過去の歴史から見てもあります。こうしたことは絶対に許してはならないと、厳しく社会全体で向き合う必要があると思っております。
　一方、爆発物が一瞬ではあっても総理のすぐ足元まで届いたことは、重く考えなければいけないと思います。元総理が殺害される事件があり、警備要領、警備要則なども見直したはずなのに、今回は総理も聴衆の皆さんも無事だったとはいえ、仮に爆発物が総理の足元で爆発していたら総理の命にもかかわる問題でした。漁師のおじさんがヘッドロックで取り押さえたとか、蹴とばして後方にやったとかいうこと以前に、こうしたことが起きてしまったこと自体が問題だと捉えて、今の見直された後の警備の体制で果たして十分なのかということについて、G7も近づいていますので改めて見直しが必要だと思います。ここは警察当局にも政府にも、強く検証と見直しを求めたいと思います。

　もう一つ、自衛隊のヘリコプターが墜落して4人がご遺体という形で発見されました。残りの隊員も含めて早く家族のもとに戻すように最大限の努力を行ってもらいたいと思いますし、一日も早くすべての方が家族のもとに戻ることを期待します。そして、これも原因究明をしっかり行うことが必要だと思います。未だになぜああいったことが起きたのか分かりませんので、速やかな検証と、再発防止策を講じていただくことを求めます。