玉木雄一郎代表（衆議院議員／香川2区）は8日、参議院選挙後の全国キャラバンの一環として栃木県を訪れた。

　玉木代表は到着後、東京電力パワーグリッド（株）栃木総支社（栃木県宇都宮市）を訪問し、電力需給や電力ネットワークの課題などについて意見交換を行った。

　その後、玉木代表は宇都宮駅西口で開催された街頭演説会に参加し、先の参院選挙での支援に感謝を述べた後、「参院選挙総括を踏まえ、党の足腰を強くすべく全国行脚を行っている。普段からこつこつと有権者の皆様の声を聞いていかないと、生活者・働くものの立場に立った政治を行うことはできない」と訴え、「実質賃金を上げることができていない間違った経済政策を繰り返していたら、日本は立ち直れなくなってしまう。人を大切にすることを声を大にして訴えていかなければならない。給料を上げることは、年金受給者にも好影響をもたらす。『誰もが豊かさを実感できる』そんな社会を取り戻したい。皆さんと一緒に新しい未来を切り拓いていきたい」と力を込めた。

　街頭演説会後には、礒﨑哲史副代表兼広報局長（参議院議員／全国比例）、浜口誠役員室長（参議院議員／全国比例）とともにタウンミーティングに参加した。
　礒﨑議員は冒頭の挨拶で「皆さんの声を聞き、引き続き玉木代表を支えながら、党勢拡大に努めてまいりたい」と決意を述べた。浜口議員は「玉木代表を中心に全国を回っている。直接皆さんからいただいたご意見・ご要望を活動に反映させていきたい」と述べた。その後の講演で玉木代表は「今こそ国民民主党の政策が必要だ。政策を実現するためにも、党を強くしていかなければならない。足を運んで我々の思いを伝えることを地道にやっていきたい」と今後の活動方針に触れた後、「本日、東京電力栃木総支社を視察し、電力の需給逼迫を実感した。円安で工場の国内回帰のチャンスがあるにも関わらず、電力不安から回帰できないという声も聞いている。安全基準を満たした原子力発電所を再稼働するなどして、電力の安定供給に務めなければならない」とエネルギー政策について見解を示した。玉木代表の講演後に行われた質疑応答では、党勢拡大策や子育て政策などについて活発な意見交換が行われた。

　玉木代表は、街頭演説終了後に記者団の取材に応じ、「良い人材を統一地方選挙に擁立し、当選させることで地域における足腰を強くしていきたい。国民民主党を幹の強い太い政党にしていきたい」と述べた。