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ニュースリリース

【東京】第2回候補者発掘全国キャラバンを開催

 国民民主党は10日、第2回目となる候補者発掘全国キャラバンを東京都で開催した。今回は、玉木雄一郎代表(衆議院議員/香川2区)、礒﨑哲史都連会長(参議院議員/全国比例)、石黒たつお都連幹事長(練馬区議会議員)が参加し、東京都内の「都市農業」「エンターテイメント」をめぐる課題についての認識を深めるため、現場を訪れ当事者と意見交換を行った。

 最初に訪問した「小泉牧場」は23区内で唯一の酪農家として40頭を超える牛を育てており、近くの小学校や地域の人々との交流を通じ、「食」や「命」に関する教育機会の提供にも取り組む。一行は、小泉牧場三代目の小泉勝さんから都市農業ならではの課題や、牧場を維持運営していくことの困難さについての説明を受け意見交換を行った。とりわけ、牛舎の設置や飼料のコストなどがかかる反面、通常の農業よりも税制的な優遇が少なく、生産緑地として認定はされたものの未だ多くの課題に直面しているとの説明があり、玉木代表は「従来の制度では想定されておらず、支援の対象から漏れてしまっている現状について認識した。法律が上手く運用されていない問題を解決するため、国会でも積極的な提案を行っていきたい」と改善策を検討していくことを表明した。

 次に、「加藤農園」を訪問。果物や野菜の生産をはじめ、地域の住民に農業体験農園を提供するなど、都市農業を先導する取り組みについて話を聞いた。同行した礒﨑都連会長は「少子高齢化、核家族化した社会において、仕事を引退した後の生活や子どもと過ごす時間など、東京だからこそ一次産業に触れ合える機会が貴重なものになっている。また、一緒に何かを体験することを通じてコミュニティが形成されることの意義も大きい」と都市農業への期待を述べ、「宅地法の時限的な制約により安心して農業を続けていきにくいといった問題もある。小さな畑などはよりその問題が顕著であるとの話を聞けたので、国会でもしっかり議論していきたい」と語った。

 続いて、トリックスターエンターテイメント株式会社の新井勝久代表取締役社長と新型コロナウイルス感染拡大により影響を受けているエンターテイメント業界の実態について対談を行った。新井社長からは、コロナ禍での窮地についての説明に加え、諸外国と比較し日本の文化芸術への公的補助が少ないといった点や、芸術に触れることが少ない点について問題提起があり、玉木代表は「文化芸術への恒常的な助成制度の再設計はもちろんのこと、教育や日常のなかでのタッチポイントを増やすことで文化芸術を浸透させ、可能性ある産業を育成していく必要がある」と語り、コンテンツ産業への支援拡充を党の政策として検討していくことを明らかにした。

◎当日の様子は後日ダイジェスト動画としてSNS等に掲載を予定
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