ニュースリリース
国民民主党 代表定例記者会見(2021年5月27 日)
【冒頭発言概要】
これまで我が党が、法案を作成し各党に呼び掛けていた「領海警備を強化するための法案」。これは中国の海警法の施行を踏まえて、尖閣諸島の防衛をより強固にしようとする目的の法案ですが、このたび各党とのやりとりのなかで、我が党と維新で共同提出するということで法案がまとまり、きょうの政調部会で了承が得られました。自衛隊法と海保法の一部を改正する法案になりますが、内容は大きく3つです。
1つは、今まで調査研究という非常に曖昧な形で行っていた警戒監視活動を自衛隊の本来任務として位置付けること。この警戒監視に関して、仮に必要な場合には武器使用ができるということを盛り込んでいます。
2つめは、海上保安庁法の改正について。その任務に領海の警備を明確に位置付け、所掌事務に無害通航でない航行への対応を明確に盛り込んでいます。
3つめは、海保が領海警備に関する任務が十分に果たすことができるように財源を確保して人的、物的な体制の拡充を図る、その他の所要の措置を講ずると明記しています。
この大きな3つの柱で、維新との間で法案がまとまったので、近く手続きを経て国会に提出したいと思っています。
党首討論の日程がどうやら決まったようです。これまで安倍総理とは2回やってきましたが、菅総理と初めての党首討論。まだテーマは考えておりませんが、コロナ対策、オリンピック、とりわけ両者に共通する水際対策が非常に心配だということで、こういった問題についてはしっかりと党首討論の中で取り上げていきたいと考えています。