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ニュースリリース

【申し入れ】「クマ被害対策に関する緊急要望」を内閣官房長官へ申し入れ

 国民民主党は30日、「クマ被害対策に関する緊急要望」を木原稔内閣官房長官に手渡し、意見交換を行った。

 申し入れでは、村岡敏英選挙対策委員長(衆議院議員/秋田3区)が、「今年度はすでに過去最多の死亡者を記録、市街地出没も頻発し、これまで経験したことのない危機的事態となっている。対応している自治体もマンパワーが全く足りない状況であり、自衛隊による後方支援を含めて取り組んでほしい」と要望した。

 続いて、舟山康江参議院議員会長(参議院議員/山形県)は、「クマと人とのすみ分けの境界がなくなっている。山の手入れと里山の整備、そこに人が住めるような対策を是非行ってほしい。緊急銃猟制度における市町村との連携について警察への協力要請を国から行ってほしい」と強く求めた。

 また、臼木秀剛政務調査会副会長(衆議院議員/比例北海道)から緊急銃猟制度の早期のガイドライン作成と対策事業交付金の弾力的な運用、菊池大二郎政務調査会副会長(衆議院議員/山形2区)からクマの通り道となっている直轄河川周辺の藪の刈払い実施を要望した。

 さらに、榛葉賀津也幹事長(参議院議員/静岡県)は、「自分の地元富士宮市の街中でも出没したが、地域に人が減り、山に手間がかけられなくなっているなどの、様々な意味合いからこういう状況が発生しており、日本社会のありようが問われている」と発言した。

 これに対して木原官房長官は「これまで関係省庁会議の形で対応を検討していたが、関係閣僚会議に格上げして、迅速に実効性のある対応を行いたい」と答えた。