ニュースリリース
国民民主党 代表定例会見(2023年5月9日)
【冒頭発言概要】
ゴールデンウィークの前に、「こくみん政治塾」という政治塾を党として立ち上げると決め、塾生の募集を始めました。100名の定員のところ、すでに250名程度の応募が来ております。今月22日が締め切りですが、多数の参加者が応募してくださっています。これは国民民主党の政策や考え方を学ぶと同時に、来る衆議院選挙をはじめとした各種選挙の候補者を発掘する意味もあります。非常に熱意のある文章を書いて応募している方もいらっしゃいますので、最終的には絞り込みますが、どうしても100名という定員に入りきらない場合、定員を増やすことも含めて考えたいと思います。塾長は私が務めます。副塾長は伊藤孝恵参議院議員が務めるということで、新しい、次の世代を担う人材の発掘・育成につなげたいと思います。
もう一つ、過去にも行った政治家説明会を実施します。これは伊藤孝恵議員から提案がありましたが、会社に就職するときには企業説明会があり、何をするのか、どういう福利厚生があるのかに関する説明会があります。一方で政治の世界だけは、何をするかも分からず何の説明もないまま立候補する、あるいは立候補を躊躇するという現状があります。そこで、政治家、特に国会議員は何をするのか、そしてなるためにはどういう手続きやプロセスが必要なのか説明する会を、5回にわたって開催したいと思います。第1回は明日21時から、仕事が終わった後でも参加できるよう、YouTubeを使ってオンラインで行うことになります。トークセッションや質疑応答もオンラインを通じて行いたいと思います。いずれにしても、国民民主党にご期待いただいている方の受け皿となれるように、こうした仕組みを通じて政治への道、あるいは政治を支える秘書やスタッフへの道を志す方もいますので、少しでも身近になるようにこうした活動を強化していきたいと思っています。
来週末からサミットとなりますが、今週いくつかの重要法案を提出する予定となっています。党内で提出の時期を最終検討していますが、一つは従来から課題になっていた土地規制法案です。重要土地規制法で原発や防衛施設の周囲1㎞は一定の規制が及ぶ法律ができましたが、そうではないところは全く規制がない状況です。WTOのGATSの規定との整合性で、なかなか規制が難しいということでしたが、ここを乗り越えるような法律を出して、少なくとも相互主義を取り入れることができないか、こういったことを含めた新法を提出したいと思います。もう一つは浜口誠参院議員が熱心に取り組んできたもので、私も警察庁に行きましたが、自動車の盗難が非常に大きな額となっており、全く警察も対応できていないので、自動車盗難を防止するための強化策をまとめた法律も出したいと思います。後半国会に入りますが、引き続きこうした具体的な政策ニーズに基づいた政策提案、法案提出を積極的に行っていきたいと思います。