ニュースリリース
「国際女性デー」にあたっての声明
「国際女性デー」にあたっての声明
2021年3月8日
国民民主党
本日3月8日は、「国際女性デー」です。1857年3 月8 日、アメリカの女性労働者が「低賃金・長時間労働」に抗議するデモを行った日であり、その後は、「女性の政治的自由と平等のために行動する記念日」と位置づけられ、各国で様々な活動が展開されています。
我が国では、男女間の格差を示すジェンダー・ギャップ指数(2020年)が153ヵ国中121 位という国際比較データに見られるように、女性差別の解消対策や男女共同参画の推進対策は大きく遅れをとっています。また、今回の新型コロナウイルス感染によって、女性が雇用をはじめ、様々な面で深刻な影響を受け、女性を取り巻く社会的・構造的な問題点が一挙に表面化しました。
いまこそ、女性の雇用と生活を守る緊急対策を講じると共に、男女間格差を解消し、女性の社会参画の促進と地位向上のための法整備を図っていく必要があります。国民民主党としても、あらためてこの使命をかみしめ、様々な活動に取り組まれている女性団体や労働組合などとも連携しながら、課題解決に取り組んでいく決意です。
なかでも、政治分野で大きな影響をもつ国会議員・地方議員の女性割合が極端に低いことから、「政治分野における男女共同参画推進法」の抜本的改正をはかり、国民民主党としても候補者の35%を女性にするよう取り組むとともに、その後の議員活動と家庭との両立支援など、中長期的視点に立った人材育成制度を整えます。
この他、「選択的夫婦別姓制度」の実現や、差別に対して国際的な救済等が可能となる「女性差別撤廃条約選択議定書」の批准、非正規の女性労働者やシングルマザーに対する雇用の安定化と職業訓練政策、DV・性暴力対策、離婚における養育費や親権の扱いの問題や事実婚で不利になっている制度の改善など、女性を取り巻く課題は山積しています。
本日「国際女性デー」にあたり、国内・国外の女性の皆さんとの連帯意識を強め、これらの問題解決に向け全力を尽くしていくことを表明します。