国民民主党 つくろう、新しい答え。

ニュースリリース

国民民主党代表会見(衆議院議員総選挙開票結果を受けて)

【冒頭発言概要】

 まだ開票が続いていますので、最後まで見定めたいと思いますが、現時点でNHKで21議席ということです。これまで全国を回る際に「なんとか21議席を取りたい」と訴えてまいりました。21議席ないと衆議院に単独で法案提出ができないので、我々が掲げた「手取りを増やす」経済政策で「103万円の壁」を上げていくにも所得税の改正が必要なので、具体的な法改正の提出権限が手に入るかどうかが一つの大きな目標でした。なんとかそれを超えそうな情勢です。

 今、三ツ林さんと戦った橋本幹彦候補に当確が出て、22議席になりました。「政治とカネ」の問題についても厳しくやってきましたが、同時に私たちとしては、「手取りを増やす」経済政策を愚直に12日間訴えてきて、それが一定の手ごたえ、「届いた」という感じを得ています。だからこそ、これから政策実現にしっかりこだわり、国会でも議論してまいります。

 もう一つは、4年前に結党して、これまでなかなか苦しい活動でしたが、「対決より解決」、「政策本位」ということを曲げずに訴えてきました。「改革中道」ということも変えずに来ました。こういった方針に対して「分かりにくい」とか、ときには政策実現のために与党と交渉すると「与党にすり寄っている」とか「野党としては物足りない」とかさまざまな批判をいただいてきたのも現実です。ただ、「対決より解決」、政策本位でやってくれという声を多くの国民のみなさんに託していただいたということは、我々の路線でやっても議席を増やすことができるんだと、議論する国会を求める国民の声があることの確認にもなったと思います。これまでも政策本位でやってきましたが、これからもぶれずにこの路線でやっていきたい。繰り返しになりますが、選挙で掲げて大きな期待を集めた「103万円の壁」の引き上げ、具体的には基礎控除と給与所得控除の178万円への引き上げ、あるいはずっと言い続けているガソリンの暫定税率の廃止、こういったこと国民の負担を軽くし、可処分所得を増やし、手取りを増やすことに直結する政策の実現に向けて、年末の税制改正に向けてもしっかり取り組んでいきたいと思っています。