国民民主党・新緑風会は11日、憲法53条に基づく「臨時国会開会要求書」を9党派とともに参議院議長へ提出した。要求書には自民党を大きく上回る121人が名を連ねている。

　伊藤孝恵参議院国会対策委員長（参議院議員／愛知県）は記者団に対し、「217回常会では我々が正副議長へ暫定税率廃止法の審議入りを求めた結果、衆議院でなしえなかった本会議登壇を実現できた。今回も正副議長へ臨時会開会を求めたが、内閣に我々の意思をしっかり伝えていただきたいと思う。今の苦しい国民生活を放置してはならない。」と語った。

　日本国憲法は53条で衆参いずれかの四分の一以上の要求があれば、内閣は臨時国会召集を「決定しなければならない」と規定している。