国民民主党は5日、東京都内で第3期「こくみん政治塾」の第5回講義を開催した。現地とオンラインを併用したハイブリッド形式で行われ、会場には約150名、オンラインを含めて約300名の塾生が参加した。塾長の玉木雄一郎代表のほか、司会を務める礒﨑哲史参議院議員も出席した。

　今回の講師には、株式会社アストロスケールホールディングスCEOの岡田光信氏を迎え、「宇宙政策」をテーマに講義を実施。岡田氏は、増え続けるスペースデブリ（宇宙ごみ）問題の解決には「宇宙のロードサービス」が必要と考えたことが起業の原点だったと語った。そのうえで、自身が大切にしているマインドセットとして「課題＝あるべき姿－現実」や「実現＝思考×行動」といった考え方を紹介し、「言い訳をせず、頭が擦り切れるほど考え、行動しよう」と受講者に力強いメッセージを送った。

　講義後半の質疑応答では、岡田氏が塾生からの質問に答えた。会場・オンライン双方からは、宇宙分野における資金・人材面での課題や、国際的なルール整備など多様なテーマで質問が寄せられ、終了時間まで活発な議論が続いた。

　次回の講義は12月に、日本経済研究所代表理事で経済アナリストの馬淵磨理子氏を講師に迎え、「経済」をテーマに開催予定。