国民民主党 つくろう、新しい答え。

ニュースリリース

国民民主党 代表定例会見(2025年3月4日)

【冒頭発言概要】

 昨年の12月4日に3か月の役職停止処分を受けました。多くの人にご迷惑とご心配をおかけいたしました。わが党所属の国会議員、自治体議員、仲間の皆さん、党員サポーター、ご支援いただいた皆さん、そして私の家族、相手方、関係者、改めてお詫びを申し上げたいと思います。
 その上で、まず多くの皆さんに感謝を申し上げなければなりません。この間、代表職の職務を本当に真摯に果たしていただいた古川代表代行には、本当に感謝の気持ちでいっぱいであります。国対委員長、政治改革・行政改革推進本部長、税制調査会長と、いくつもの職を兼務していただいておりましたが、そのうえで代表代行として私の職務を代行いただいたこと、本当に感謝の言葉も見つからないくらい感謝しています。
 そして特に、103万の壁の引き上げという最も重要かつ難しい交渉の時期に私が戦線から離れることになり、古川代表代行に加え、榛葉幹事長、そして浜口政調会長を中心に役員の皆様、また1人1人の国民民主党所属の議員の皆さんにバックアップをいただきました。チームワークよく一丸となって取り組んでいただいたことにも本当に感謝を申し上げたいと思っております。
 2月11日に党大会があり、そこで一兵卒として参加をしておりましたが、その場で榛葉幹事長から「玉木が必要なんだ」と壇上から言っていただいて胸にぐっとくるものがありましたし、この素晴らしい仲間と一緒にもう一度仕事がしたい、戦いたいという思いを新たにしたところであります。
 改めて、党所属の議員、地方議員、党員・サポーター、支援いただいた皆さんには、感謝を申し上げたいと思います。同時に、各地域での地方選挙において、各都道府県連や自治体議員の皆さん、党員・サポーター、学生部、みんなが助けてくれて、一定の成果を収めることができていることも、あわせて感謝を申し上げなければならないと思っています。
 私事でありますけれども、妻にも感謝したいと思います。この間ずっと支え続けてくれましたし、また当初、ひどい噂や誹謗中傷や報道もありました。私の心が離れた極秘離婚というような報道も目にしましたけれども、夫婦の信頼関係は揺らいでおりませんし、これからも、家族を大切に取り組んでいきたいと思っております。

 さて、この3ヶ月でありますけれども合計24ヶ所を街頭演説またタウンミーティング、そして能登の復興の現場など訪問させていただきました。これまで多くの皆さんに支えていただいて、代表として行っていましたけれども一議員として、それこそ電車を乗り継ぎ現場に行き、またその行く先々まで行く途中でも多くの皆さんにたくさんの声をかけていただき、またいろんな声を預かってまいりました。
 また、なかなか代表の時にはできなかった議員外交、ダボス会議にも行きました。先般は台湾にも訪問して、頼清徳総統閣下はじめ台湾の要人の皆さんとも交流をさせていただきました。こういった活動を通じて改めて国民民主党の掲げる現実的な外交安全保障政策、そして手取りを増やす経済政策の必要性、そしてその方向性が間違っていないということを改めて確信した3ヶ月でもありました。
 これからは道半ばになりつつある所得税の控除の引き上げ、いわゆる103万の壁の引き上げの問題のみならず、現役世代中間層の手取りを増やすための社会保険料の引き下げ、また伊藤たかえさん中心に取り組んでいる、いわゆる就職氷河期世代対策、また最近問題になってきている住宅対策、こういうものにもこれまで以上にしっかりと取り組んで参りたいというふうに思っております。私達国民民主党は、物価高騰に苦しむ国民の声に十分応えきれていない石破政権、政府与党の政策を正す役割があると思いますし、その役割をしっかりと果たしてまいりたいと思います。
 最後に、今日にも衆議院を予算が通過することになり局面は参議院に移ります。自然成立ということではないので参議院の審議も極めて重要になってきます。参議院でもしっかりと私達の主張を訴えると同時に、いよいよ参議院選挙を視野に入れた活動を強化していかなければなりません。
 改めて、今日復帰会見ですので申し上げますが21議席を目指したいと思います。参議院での21議席というのは意味があって、我々衆議院で21議席と申し上げたのは、単独で国民民主党として法案提出する権利が21人で得られるということで21議席ということを申し上げましたが、参議院の21議席をもっと意味が重くて、予算を伴う法案を単独で提出できるのが参議院における21という議席の意味であります。5人が非改選、そして4人が改選ということですので、改選で16取らないと21にいかないため相当高い目標であることは自覚をしておりますが、ただこの間の国会で議論、与党との対応、そしてこの間聞いてきた全国の物価高騰に苦しむ国民の声ということを踏まえると、私達が強く大きくならなければいけないということを改めて感じております。高い目標ではありますけれども、単独で予算を伴う法案提出権を得られる参議院での21議席を目指して、来る参議院選挙に臨んでまいりたいと思っています。   
 そのためには2つ必要でまだまだ候補者の擁立が足りません。全国比例、複数区そして榛葉幹事長が2月11日の党大会での活動方針の中で申し上げましたけれども、1人区も含めて受け皿としたてられるところにはしっかりとたてていくということであります。

 2つめにもう一度全国キャラバンをやりたいと思います。参議院選挙までに47都道府県、全てを回りたいと思っておりますし、もう一度大きなうねりを全国に作り上げることができるよう、私自身改めて先頭に立って夏の選挙に臨む態勢を強化していきたいと思っております。夏の参議院選挙は、日本の政治を変える夏にしたいと思いますし、手取りを増やす夏にしていきたいと思いますので、仲間と力を合わせて全力で取り組んでまいりたいと思っています。