ニュースリリース
国民民主党 代表定例会見(2024年10月29日)
【冒頭発言概要】
まず選挙結果について申し上げます。多くの皆さんのご支援をいただき、選挙前の7議席を28議席に、4倍増することができました。多くの皆さんに私たちの「対決より解決」、「政策本位」の姿勢、また今回の選挙で掲げた「手取りを増やす」経済政策に評価をいただいた結果だと思います。「政治とカネ」が大きな論点ではありましたが、物価高騰で苦しむ国民生活、賃金が上がっても税負担の高さや社会保険料の高さで手取りが増えないという声に真摯に向き合い、それを政策にまとめ訴えたことが評価いただいたと思っています。政策に評価をいただいたということですから、政策実現にこれから全力を傾けてまいります。
もちろん一気にすべて実現するとは思っておりませんが、急ぐ政策もあります。「103万円の壁」を上げてほしいという声はたくさんの方から、街頭演説の現場などでも100以上聞いたと思います。こうした国民生活に直結する、手取りが現に増える政策については実現できるように政府与党はじめ関係各方面に働きかけを強めていきたいと思います。
他方で、今回3議席、東海ブロックで2議席と北関東ブロックで1議席を返上し他党に譲る形になってしまいました。十分な候補者を用意できず、「比例は国民民主党」と信じて投じていただいた方の票が一部他党に回る形になってしまったことは、制度の問題ではあれ、我々が十分な候補者を擁立できなかった結果でもあります。国民民主党と書いていただいた方の期待を結果として裏切る形になってしまったことについてはお詫び申し上げます。このことについては制度上の問題も含めて、どう対応すればよいか慎重に考えていきます。
また、全国の比例票の合計数が約617万票となり、公明党や日本維新の会を上回ることになりました。以前から申し上げているように、大型選挙ごとに2割ずつ議席数も比例票も増やし、早く公明党や共産党の水準の議席数になりたい、そしていい意味でキャスティングボードを握れる勢力になりたいというのは昨年8月の代表選挙でも申し上げた我が党のある意味での計画です。それを前倒しする形で今回600万台の大台を超えたことについては、多くのみなさんにご支援いただいた結果だと思います。来年の参議院選挙に向けても、一つの基盤となったと思います。我々としては気を緩めることなく、とにかく物価高騰や経済低迷、消費の低迷で将来に不安を抱えている国民生活に寄り添う政策の実現を1つでも2つでも図れるように取組を強化していきます。来年の参議院選挙、都議会議員選挙に向けて公募を開始し、新たな人材の発掘、擁立につなげていきたいと思います。引き続き国民各層のご支援ご協力を求めてまいりたいと思います。