国民民主党 つくろう、新しい答え。

ニュースリリース

国民民主党 幹事長定例会見(2024年9月25日)

【冒頭発言概要】

 元日に大地震が発生し、必死に立ち上がろうとしている石川県・能登半島を今度は記録的大豪雨が襲うといういたたまれない状況でございます。少なからぬ人数の方々がお亡くなりになっていますので心からお悔やみ申し上げ、被災された方々、けがをされた方々、家屋を失った方々に衷心よりお見舞い申し上げます。心が折れそうになる地元のみなさんに我々政治がどう寄り添うのか、とても大事な問題だと思います。国を挙げて能登半島を救済することに、とりわけ政府与党が全力を傾けていただきたいと思います。(自民党)総裁選は総裁選で行われておりますから、どうしようもないことかもしれませんが、選挙が終わり新しい総理が決まりましたら真っ先に補正予算を組んでいただき、能登半島の地震と豪雨の復旧と再建にしっかり予算を作っていくことを心からお願いします。絶対補正を組むべきです。選挙優先でどのタイミングで(総選挙を)やったら自分たちが負けないかなどというせこい考えではなく、与野党挙げて国を挙げて被災地に寄り添っているというメッセージを発信すると同時に、実際に被災地の一刻も早い復旧復興に全力を傾けるということをやるべきだと思います。

 今自民党は裏金問題が原因で総裁選挙をやっています。何もなかったかのようにお祭り騒ぎでやっていますが、ほとんどの一般の国民は、このとても大事な次の日本のトップを決める人選に携われないです。この選挙は自民党員だけの選挙、自民党という小さなコップの中で親分を決める、決まった際には今度は七百数十名の国会議員だけで総理を決めます。我が国が岐路に立っている大事な局面のトップ選びに、ほとんどの国民がタッチできないです。だからこそこの裏金問題、能登半島の震災・豪雨の復旧復興、新しい総理がどう立ち向かうのか、どう是正するのか、本会議だけではなく予算委員会や災害特(災害対策特別委員会)や政倫審(政治倫理審査会)でけじめをつけていく。先の国会で政治資金規正法含めて、自民党と公明党と維新の会が通してしまったザル法を、自民党の議員たちは百点満点の法律だと言いました。ところが総裁選挙をみてください。全然百点満点ではないことをそれぞれの候補者が自らカミングアウトしています。次の総裁はこのザルである政治資金規正法の穴をふさぐ法改正と、そして政策活動費は全て公開すると前幹事長の茂木さんや小泉進次郎さんも明言しています。そして多くの候補者が、(一か月)百万円の文通費、国民民主党と維新の会は自主的に公開していますが、公開しようと言っていますからこれをしっかりやる。立憲民主党も公開すべきだと言っていますから、立憲民主党さんもやってください。こういったものをしっかり確認して議論してから、何をテーマに解散するのか、しないのか。総裁を決めてすぐ解散はありえないと思います。しっかりと議論をして、災害の復興復旧、裏金問題の是正、これからの経済対策、外交防衛もたいへん緊迫しています。こうした問題を新総理、新総裁がどう思っているのかしっかり議論してから、解散するのかしないのかは総理の判断になると思いますが、国民の代表である野党の意見を聞くことなくして解散はありえないと思います。

 その野党第一党の立憲民主党の代表が先日決まりました。改めて長年ご苦労された泉健太前代表に心からねぎらいをかけたいと思います。本当に泉さんは頑張ってくださったと思います。お疲れ様ですと言いたいです。そして、野田さんが新代表になりました。お祝いを申し上げます。昨日も玉木代表と私で、新執行部がご挨拶に見えたので祝意を表させていただきましたが、これから野田立憲民主党がどういう党の運営や方向性を示すのか、野党第一党ですから我々も注意深く見守っていきたいと思います。