国民民主党 つくろう、新しい答え。

ニュースリリース

国民民主党 代表定例会見(2024年3月19日)

【冒頭発言概要】

 昨日、衆議院の政治倫理審査会で下村博文さんが出席し弁明をしましたけれども、非常に肩透かしというか、期待外れの中身だったと思います。むしろ、安倍派の幹部が集まって、(安倍元総理の死去後に)この裏金・キックバックを再開するということについて、誰もそこで決めていないといったような発言があって、これまで同じ会議に参加された他の幹部の発言との矛盾がより浮き彫りになったと思います。従来から申し上げている通り、真相解明は行われなかった、政倫審の限界が明らかになったと言わざるを得ないと思います。その意味ではやはり、野党各党集まって、次は偽証罪に問われる証人喚問を求めていくことが必要だと思います。
 合わせて、いろいろな意味で大きな役割を担ったと思われる森元総理に対して、関与についての言及がありませんでした。その点の解明が行われなかったので、ぜひ森元総理についても、政倫審は現職の議員に限られていますから参考人ということで、国会にお越しいただいてお話ししてもらわないと、いつまでたっても消化不良感ばかりが広がっていて国民の不安も高まるばかりだと思います。国対委員長にも指示しておりますけれども、真相解明に向けた次のステージに入っていかなければならないと思います。

 次に、連合が春闘の結果の第1次集計を発表しました。33年ぶりの高い水準の賃上げ率が実現したことは高く評価しております。関係者の努力に心から敬意を表します。
 ただ、中小企業の賃上げがこれからどう広がっていくのか、非正規にどう広がっていくのかがポイントです。我々としてはこの中小企業の賃上げ、そして非正規の賃上げを応援するための政策パッケージ「中小企業賃上げ応援10策」というものを、いま早急に取りまとめております。まとまり次第、発表していきます。同時に今その点について、中小企業で働いてる皆さん、経営者の皆さん、非正規の皆さんからコメント募集を始めております。もう昨日から始めていますが、4時間ぐらいで350件ぐらい来て、今の時点で500件くらいになっています。かなり関心もいただいていますし、「やっぱりそうは言ってもうちの会社では無理」とか「大手だけだよ」とか、そういういろいろな声をいただいています。そういった声も踏まえ、中小企業や非正規における賃上げを応援できる政策をしっかりと出していきたいと思っております。