国民民主党 つくろう、新しい答え。

ニュースリリース

国民民主党 代表定例会見(2023年7月25日)

 冒頭二つ申し上げます。先日、秋田市の被災地にボランティアとして入ってまいりました。同じ秋田市の中でも、非常に被害を受けているところと、そうでないところが分かれています。また通常の河川の氾濫に加え、いわゆる内水氾濫で民家に深く水が入って、水に濡れた畳などが大量に発生しています。合計8軒のお宅で計50枚の畳を搬出しましたが、男6人ぐらいでやっても最後は握力がなくなるぐらい大変でした。特に高齢者の一人暮らし、二人暮らしのところは、家の人だけでは絶対に搬出ができません。そういう意味で、ボランティアや、ボランティアを取り仕切っている社会福祉協議会に対する支援も強化しなければならないと実感しました。その前日に、谷防災担当大臣を訪問していろいろ要請をした際の最後の項目で、社協に対する支援も入れております。谷大臣も同じ日に現地をご覧になったので、我々の提言を踏まえて速やかな対応をしてもらいたいと思います。現地から要望がありましたが、激甚災害指定について速やかに行うべきだと、改めて政府に求めていきたいと思います。

 もう一つ、全国回っていますと、やはりガソリン価格の高騰についての声を多数聞くようになりました。私も行く先々でガソリンスタンドのレギュラーガソリンの表示を見ていますが、概ね170円を超え始めています。この間、我々も協力して実現したガソリン値下げの支援策が段階的に縮小されていますので、その意味でもガソリン価格が上がっています。この前、トラック運送事業者の皆さんからも聞きましたが、軽油も合わせて上がっています。事業に対して非常にマイナスになっていて、とても賃上げどころではないという声を聞いております。来年の春闘に向けた持続的賃上げを実現するためにも、現在行っている支援策を縮小することなく、少なくとも今年度末まで約半年間は延長すべきだということを、強く政府に申し入れたいと思います。6月20日に既に経産大臣には申し上げていますが、場合によっては官邸にも申し入れをしたいと思います。公明党の山口代表も石井幹事長も必要に応じて延長と言っていますので、公明党さんとも連携協力できるところは協力して、ぜひガソリン価格高騰、燃油価格高騰対策については現行の水準を縮小することなく、当面延長するということを強く申し入れていきたいと思っております。