国民民主党 つくろう、新しい答え。

ニュースリリース

国民民主党 幹事長定例会見(2023年7月14日)

【冒頭発言概要】

 まず会見に先立ち、全国各地、とりわけ九州北部の福岡、大分、佐賀、そして中国地方の島根、鳥取、山口、そして石川や富山といった日本海側も、豪雨災害で本当に厳しい状況になってます。床上浸水や家屋の倒壊、土砂崩れ、がけ崩れ、未だに行方不明になっている方もいらっしゃいます。お亡くなりになった方、甚大なる被害をお受けになった多くの方々に心からお悔やみとお見舞いを申し上げたいと思います。
 加えて現在も捜索や復旧活動に従事されている消防、警察、それぞれの基礎自治体の関係各位、とりわけボランティアで頑張っていらっしゃる消防団の方々や、地元の地域住民の皆様方に心から敬意を表します。二次災害の可能性もございますので、ぜひ注意を払って活動していただきたいと思います。国、県としても当然できることはしっかりとやらなければならないと思いますが、まずは人命救助を第一に考えて行動してほしいと思います。

 先週の週末は玉木代表と奈良に赴き、大和西大寺駅において安倍総理の御霊に献花をさせていただきました。猛暑の中でしたが本当に多くの市民、県民、国民の皆さんが長蛇の列をなして献花をされていました。我々もその列の中の一人として花を手向けました。改めて多くの皆さんがこの事案を忘れず、二度とこういうことがないようにと、そして党が違いますけども、この国を何とかしたいと思うそれぞれの政治家の意思というものを全ての政治家は大切にしなければならないと、改めて思った次第です。

 9月に入ると代表選挙が行われます。日程については今、西岡秀子選管委員長のもとで決めています。次回の役員会、両院議員総会で、党員サポーターの締め切りをはじめとした起点、そして告示日、投票日等々の詳細を決めたいと思います。様々な観点から議論できるような、開かれた代表選挙にしていきたいと思います。

 その他、まず自民党税調で、防衛増税を先送りするという報道が今朝一斉に報じられました。これによって、もし増税するとしても2025年度以降となると思いますが、かねがね我々が言ってるように、今増税する理由は全くないです。今年度の税収見込みが70兆円を超えると言われ、空前絶後の税収です。今はやっと賃金が上向き始め、日本経済が上向き始めています。為替の様々な状況変化はございますが、何とか来年以降も給料が上がる日本経済を取り戻すためには、また大企業だけではなく中小零細企業や地方の数多ある小さな会社が頑張っていらっしゃいますから、地域経済を大都市と同様に上向かせていくためには、今は増税をしてる場合ではないです。やはり数年間はしっかりと政治と経済界と労働組合が、しっかりと経済を上向かせるためにできることを全てやる(ことが重要です)。増税なんていう言葉も出して欲しくないと思います。
 加えて、またぞろガソリン代が上がってまいりました。平均で174円という数字も出ておりました。我々は6月20日に玉木代表、浅野哲エネルギー調査会長、舟山康江参院会長をはじめ多くの仲間とともに西村経産大臣のところに赴き、ぜひ引き続き補助金を出して、もしくは我々がかねてから言ってるようにトリガー条項の凍結を解除して、ガソリン代を安くして欲しいと言い続けております。6月から補助金がだんだん減少し、9月には全てなくなります。従って10月1日からガソリン代がまたどんと値上がるのはもう確実です。昨日公明党山口那津男代表が、10月以降もこの補助の仕組みを継続するべきだとおっしゃいましたが、全く同感です。6月から段階的に補助金が下がってきてますから、一日も早くフルスペックの補助金体制を確立し継続するというメッセージを出していただきたいと思います。今月末には外為特会の運用益の速報値がが発表すると聞いています。おそらく、また利益が出ています。財源は十分ありますから、国民から税金を取ったりガソリン税を値上げしたりするのではなく、しっかりと今は国民の生活に寄り添った税制もしくは支援の仕組みを継続してほしいと思います。

 最後に、東日本大震災から10年が経過して、EUがいわゆる日本産の農林水産物や食料品(の輸入規制)を全て撤廃するという方向がアナウンスされました。8月の3日から完全撤廃されるということだと思います。被災地をはじめとする地域経済が活性化し、福島をはじめとする美味しい被災地の農産物が安心して食べられるように、全ての科学的な見地に立脚して安全なものは安全なわけですから、しっかりと農林水産物の売上向上を後押しできるように、我々もバックアップしていきたいと思います。
 皆さんお気づきになったかもしれませんが、最近のパックのお米、何とかのご飯が、固有名詞はあえて言いませんが、すごくおいしくなっています。ものすごい美味しくなってるんで、なぜかと思って経産省の人に聞いたら、福島の美味しいお米を今使ってるということです。本来でしたら福島の皆さんも、福島の名前を前面に出さないパックのご飯だけではなく、堂々と福島の美味しいお米として売りたいはずです。全国各地それぞれ特色のある美味しいお米がたくさんありますから、日本国中のみならず世界の皆さんに美味しいお米を安心して食べてもらえるように、それを堂々とアピール・PRできるように、我々も微力ですが支援していきたいと思います。福島県連の代表を私も兼ねておりますので、福島の皆さんが本当に頑張ってるとよく存じ上げております。これは大変良いニュースですので、全国各地、世界各地の方々に、被災地の美味しい農林水産物を食していただきたいと思います。