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ニュースリリース

国民民主党 榛葉賀津也幹事長ぶら下がり会見(2026年3月10日、自民党幹事長との会談を終えて)

■冒頭発言

【榛葉幹事長】昨日、鈴木幹事長からご連絡いただいて、今日14時に時間を頂けないかということで、中身は予算(案の成立)に協力してほしいということでした。昨年の12月18日に高市総裁と玉木代表で合意書を交わしました。みなさんご承知の通り、ガソリン税の暫定税率25円10銭の廃止と「103万円の壁」の(引上げ)実現。その最後にはこの履行をするために予算の年度内成立にともに汗をかくという文言でしたが、そこには解散を前提にしていなかった。
 急遽解散をして、実質予算審議が始まったのが2月の終わりですから、史上最短で予算を通せっていうのは、我々中身には理解をしているんですけど、高市総理のおっしゃった「熟議の国会」、この熟議がどこに行ったんですかと。
 うちも協力すると言っているのにそれを協力できないような猛スピードで審議をして、衆議院は大勝して気持ちが大きくなっているかもしれませんが、参議院では連立内閣、自民と維新で足して過半数ないわけですから、仮に(衆議院で)13日(金)で通しても週明けから審議と言ったら、皆さん釈迦に説法ですが、質問通告もその金曜にはできませんから無理です。そうすると17日(火)からの審議ということになると、総理が入った基本的質疑が3日ありますから、しかし総理が18日には渡米されるわけでしょ。日米首脳会談で。20日、21日、22日は三連休ですから、どうあがいても年度内成立は難しいんですね。例えば財政金融委員会も与党が過半数持ってないんです。野党の協力がないと審議が進まない、委員会すら開けないんですね。衆議院の景色だけではなくて参議院のことも考えると、13日に強行(採決)して、いわゆる国会用語でいう荷崩れ、不正常な状態で参議院に持ってきて月曜から審議できるわけもなく、結局年度内にこだわった挙句まともな審議ができない、国民の声を反映できないということになりかねないので、ここは落ち着いて16日まで、衆議院で古川国対委員長や他の野党が主張しているように、中身ではなくてしっかりとした審議をしようと。
 決めることも大事ですけれども、決め方が大事ですね。少数の声をどう拾うのか、弱者の声にどう耳を傾けるのか。衆議院野党少ないですけれども、その野党に票を入れて期待していた国民の思いもありますから、野党の声は国民の声ですね。高市さん頑張ってらっしゃると思いますけれども、野党でも高市さんの外交安全保障や物価高対策を協力しようと思っている仲間が、審議の乱暴さで賛成できないというのは不幸だと思いますので、そこはぜひ丁寧に進めてくださったらどうでしょうかというお話をさせていただきました。
 この後、代表も待ってらっしゃるので、私の方で代表、参議院会長、政調会長、衆参の国対委員長に今の話を報告して、どういう対応ができるのか、できないのか、そういったことを少しわが党でも前向きに議論したいと思います。いずれにせよ、我々が約束して年度内に予算関連法案、とりわけ税制を通さないと、国民生活に影響のあるものがあります。たとえば軽油の17円10銭の暫定税率の廃止、今補助金で安くなっていますが、ガソリン・軽油、今度はまた原油高によって高くなってきています。早くこの17円10銭を廃止する法案は衆参の委員会で可決しないといけないし、自動車にかかっている旧自動車取得税、現在の環境性能割、これも法案通さないと3%、4月から税金が安くなりません。新入社員が4月から会社に通うために200万円の中古車を買おうと思えば6万円ですから、大きいねこれ。これも年度内に通す。そういうことを考えると、予算は暫定予算を組んででも、まずやるべきことをしっかりやって、熟議の国会でやっていくと、それは何ら誰も不幸になりませんから。日程に少し意地になっていらっしゃるのが今の与党かなと思うので、そこはちょっと譲歩して、しっかり議論して、我々が12月18日に合意した「予算の成立に協力する」という環境を、少し年度をまたいでもつくればいいんだろうと思います。

■質疑

【記者】先程、もう少し丁寧に進めてくださったらどうかと伝えたということですけれども、これは具体的に言いますと16日まで衆院で審議するとか、そういうことですか。

【榛葉幹事長】具体的な日にちはあれですけど少なくとも13日ではないと。古川さんは16という数字もおっしゃっていましたが、今国対でも交渉されているようですから、私の方から現場の交渉に影響の出る数字はあえて言いませんが、少なくとも13は越えるということだと思います。先ほども少し議論したんですけど、16日になると(予算案審議時間が)60時間超えますから、過去の例に近づくということになります。時間というのは大事だと思います。

【記者】つまり13日だと協力するのも大変だよということをお伝えしたということですか。

【榛葉幹事長】はい、しました。

【記者】それに対して鈴木幹事長は。

【榛葉幹事長】んーと言っていましたが、鈴木さん分かってるね。

【記者】分かっているというのは。

【榛葉幹事長】私の言っていることが、きわめて常識的だということを分かってらっしゃると思います。

【記者】先程暫定予算を組んででもという話がありましたが、今回暫定予算の編成をすべきだということもお伝えになったのかということと、先ほどの玉木代表の会見で、イラン情勢を受けた物価高対策を盛り込んだ暫定予算を編成すべきだというお考えでしたが、その点は鈴木幹事長に伝えられたのか。

【榛葉幹事長】はい。イラン情勢もあり、物価高対策や電気代、ガソリン代、生活コストが上がってますから、せっかくガソリン25円10銭安くなっても、昨日私、軽トラックのガソリン入れたけど、今まで140円台だったのが160円台になってたね。せっかく25円10銭銭安くなっても、原油高でどんどんまたガソリンが高くなっていくんで、年度内成立にこだわらなければそういったこともできるよね。経済対策、物価高対策。それを入れて、若干の暫定的な予算の組み換えというか、繰り入れ方ですね。これも国民にとっても大事なことなんじゃないですか。年度内にこだわって、そうした新たな追加の緊急対策のお金の使い方に知恵を絞らないとすると、それは違うと思います。

【記者】鈴木幹事長にもその話は伝えられたと。

【榛葉幹事長】暫定でやったらどうですかと。

【記者】物価高対策も含めやろうと。

【榛葉幹事長】物価高対策も言いました。イランの問題もありですね。イランがあるから早く予算を通せと言う理屈を言っている方もいますが、イランがあるからこそ国民生活に影響のないようにして、早く物価高対策やこうした政策を追加的に打っていく、そのために年度内にこだわってはだめなんじゃないですかと。しかも鈴木さんは財務大臣も経験されて税に明るい方ですのでよく分かってらっしゃると思いますが、4月1日にいきなり何か出るものがあるわけじゃないんですよね。最近年金か何かで、4月の第2週くらいじゃないですか。1、2、3、4、5、6日くらいまでは多分、予算に影響ないはずなので、そういったものを考えながら、国民生活を第一に考えた予算審議のあり方というものを自民党にはお願いしたいと思います。維新の遠藤さんあたりも国対のプロだから、日程感分かってると思うよ。なかなか無理があるっていうのは。

【記者】念のため明確にしたいんですけど、先ほどから13日の場合は協力するのは難しいとお伝えされたということなんですけど、これは13日に採決する場合は国民民主党として反対するということを伝えられたということですか。

【榛葉幹事長】いえ、「今のままだと協力することは難しい」と。賛成反対はこれまた我々の部門会議や総務会、両院議員総会で最終的に我々の方向性を決めたいと思いますけども、そもそも昨年は12月18日に予算成立に協力するって言ってガソリンの暫定税率と103万円やったんだから。ただあまりにも(乱暴です)。国会は政府の追認機関ではないし、衆議院は圧倒的に与党自民党が3分の2以上持っていて維新さんも入れたらもっといるからね、ただ参議院は過半数ないんで、参議院は衆議院の下部組織ではないんですよ。参議院は当然熟議をしなければならないんです。ですから急ぐことはないんじゃないのと。中身を文句言ってるんじゃないんだから。もっと言うと中身には問題ないけど先程時事通信の(記者)さんがおっしゃったように、新たなやるべきことが発生してるんじゃないですかと。それをこの機に、不幸中の幸いと言うのか、この年度内が審議難しいんであるならば、だったら新たな追加的な経済政策を暫定(予算)の中に、予算を繰り込んでやる方が国民は幸せになるんじゃないですかと。ですから、このまま丸々「はい、いいです」ということにはできませんよということです。

【記者】先程も年度内成立に関して無理しない方がいいという話を榛葉幹事長はされていたと思うんですけれども、鈴木幹事長から年度内成立させるべき理由というものの提示があったのか、そこらへんの説明をお願いします。

【榛葉幹事長】いや、特段理由はないですけども、今のこのイラン情勢や経済状況を考えて、予算は予定通りに早期に可決してほしいということでした。私の方からむしろ、先ほどあったように、新たな追加的な政策をこの機に盛り込むべきじゃないですかと、だったら国民生活に影響のないように2,3日年度をまたいでもしっかりした審議をして、野党からも理解を得る予算にするべきではないですかと申し上げました。

【記者】国民民主党内については今代表もいらっしゃるとのことでこの後すぐに相談されるんだと思いますが、自民党の方はどういう意思決定をされるのか、榛葉幹事長と鈴木幹事長は次回の会談といいますか、この後のステップとしてどのような進め方を考えてらっしゃいますか。

【榛葉幹事長】依頼をされたので、どこかの形でこれは自民党さんに我々の思いを伝えなければならないと思います。自民党のことは自民党に聞いて。

【記者】時間もないですけれども、今日中にもう一回ということも考えてらっしゃいますか。

【榛葉幹事長】安心してください、今日はやりません。

【記者】幹事長、昨日ガソリンを入れたと言ったね。140円台だったのが。

【榛葉幹事長】160円台になってましたね。

【記者】今、いろいろとスタンドで問題になるところがあるんですけど、昨日私は入れました。東京都内で。販売店も違います。154円でした。幹事長のところは安いですね。

【榛葉幹事長】中にはイランの政局に便乗して価格上げてるところもあるやに聞きます。分からないんでね。ガソリンは都道府県によって相当差がありますよ。高い県、安い県。

【記者】静岡には悪い軽油のカルテルのメーカーがあるんです。そこですか。

【榛葉幹事長】分かりません。私の入れているガソリンスタンドはきわめて良心的です。

【記者】次いつ会うかですとか党首討論について話題は及びましたか。

【榛葉幹事長】及んでいません。

以上