2025年1月17日

阪神・淡路大震災から30年を迎えるにあたって

国民民主党代表代行
古川　元久

　甚大な被害が発生し、6400名を超える尊い命が失われた阪神・淡路大震災から本日1月17日で30年が経ちました。甚大な被害が発生した神戸市では天皇皇后両陛下ご臨席のもと追悼式典が開かれました。改めて、犠牲となった方々に哀悼の意を捧げるとともに、ご遺族の皆様にお悔やみを申し上げます。

　また長年にわたり、これまで被災地の復旧・復興に尽力してこられた皆様と多くのご支援をお寄せいただいた国内外の皆様に感謝するとともに、心より敬意を表します。

　兵庫県内における復興事業が昨年全て完了するなど復興への道が着実に進みました。一方で、阪神・淡路大震災を経験していない世代も多くなり、震災記憶の風化が重大な課題になっています。大災害の経験と教訓を次の世代に継承していくことは我々の重大な責務です。

　昨年には能登半島における地震や全国各地における豪雨等、日本では数多くの自然災害が発生しており、改めて地震や風水害などの災害リスクに真正面から向き合っていかなければなりません。併せて、南海トラフ地震をはじめとする大災害への備えや防災・減災対策の充実を図る必要があります。

　国民民主党は防災対策や復興を前進させるために、あらゆる課題について議論を深めるとともに、実現に向けた政策に党を挙げて全力で取り組んでまいります。また、あらゆる災害により今も苦しみを抱えている皆様に寄り添い、誰一人取り残されることのないよう引き続き尽力してまいります。